マッチングサイトの収益化の方法を解説!それぞれのメリットは?

マッチングサービスの市場拡大に伴い、マッチングサイトは増えつづけ、私たちの生活にマッチングサービスは不可欠な存在となっています。

そんなマッチングサービスのビジネスを自分でも始めてみたいと思っている企業の方も多いのではないでしょうか。

マッチングビジネスは専門的なスキルやたくさんの人でもいらず、身近な商品などでも収益化を上げることが可能などリスクが少ないことがメリットです。

この記事ではマッチングサイトを始めるにあたって、どのような収益方法があるのか5つのビジネスモデルを紹介しながらそれぞれの特徴を解説します。

また実際のマッチングサイトの実例もあわせて紹介

今後マッチングサイトを始めようと思っている方はぜひこの記事でしっかりと収益化の方法を学んで、成功できるマッチングサイトを開発してください。

マッチングサイトの収益化の方法とは

マッチングサイト 収益

マッチングサイトの収益方法には大きくわけて以下の5つの方法があります。

それぞれのメリット、デメリットを比較しつつ解説します。また実例となる代表的なサイトもご紹介しますのでぜひ参考にしてイメージをつかんでみてください。

手数料型

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手数料型
ユーザー間の取引の代金から手数料を得てそれを収入とするタイプ

マッチングサイトにおいて一番ポピュラーなタイプになります。このサービスはユーザー間の取引の代金で手数料を得てそれを収益としているタイプです。

メリット デメリット
  • ポピュラーなタイプのためマッチングサイトとしてはじめやすい。
  • 需要がある分野なら多数の集客が見込める。
  • ニッチな分野でも工夫次第で収益化が可能。
  • マッチングが成立するまで売り上げがない。
  • 集客が多くなければ売り上げが伸びない。

このように手数料を収入とするタイプのマッチングサイトはユーザーが契約手数料を払っても使いたいという利点が大きくなければいけません。ただしマッチングサイトを始めるにあたりやりやすいタイプではあるでしょう。

それではそれぞれの実例を見てみましょう。

メルカリ

merukari

いまや誰も知っているフリマサービスの「メルカリ」

メルカリはユーザー同士の取引を安全に行えることが保証されています。不用品などの商品の販売を気軽に行うことができ登録も簡単なので、若い人の利用率もとても高いサイト。

不用品の販売などのような身近な分野はマッチングサイトとしても始めやすく、人気も集めやすいでしょう。商品の売り上げの10%を手数料として収益化しています。

クラウドワークス

クラウドワークス

様々な仕事を依頼したり受けることができるクラウドソーシングのサービスです。

事務仕事からWEBデザインまであらゆるジャンルの仕事を受注、依頼することができ、また副業を探したい人も気軽に利用できるため多くの人が登録。

ここは受注側から手数料を受け取る仕組みになっており、契約金額によって手数料は変わります。副業が当たり前になった現在このようなマッチングサイトの需要は今後も高まるでしょう。

くらしのマーケット

くらしのマーケット

こちらは家事代行や引っ越しなどのサービスなどを依頼することができるサイトになります。目的に合わせたサービスを選択でき、気軽に利用できるプラットフォームです。昨今は忙しい主婦のための家事代行は人気が高く多くの人が利用しており、人気のマッチングサイト。

手数料は予約成立の20%で収益化を行っています。

反響課金型

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反響課金型
リード課金型とも呼ばれ、ユーザーに「問い合わせ」「申し込み」が発生した時点で利用料金を支払うタイプ
ユーザーにとってサイトに掲載したのに案件が全くない、というリスクを避けることができるタイプです。しかし案件が来ないと収益にはつながらないという問題があります。
メリット デメリット
  • 問い合わせなどのアクションがない限り金額は発生しないためユーザーが無駄な利用料を払わずにすみ利用しやすい。
  • 価格競争が大きくなる可能性が高く、なかなかマッチングに至らない。
  • マッチングされるまでに時間がかかりその間売り上げがない。

このタイプも手数料型と同様、ここを使用するだけのメリットをユーザーに示す必要があります。

それではそれぞれの代表的なサイトの実例をご紹介しましょう。

ホームズ

homes

日本最大の住宅情報サイト。全国各地にある不動産や住宅情報がまとめて確認することができるので大変便利。

サイトで物件を問い合わせれば詳しい情報を確認でき、自分にあった物件を探し出すことができます。ユーザーからの問い合わせがあった段階で手数料が発生します。

集客の高いサイトなので利用料金を支払うだけのメリットが高く、利用者が多く存在します。

塾ナビ

塾ナビ

保護者は子供の学習や塾探しには非常に熱心なため大変需要の高いサイト。

地方在住者は塾の情報などはなかなか知ることができないため利用率が非常に高く、塾のランキングなどもあるため情報サイトとしても優れています。

資料請求、電話の問い合わせなどがサイトを通してあると利用料金が発生します。

成果課金型

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成果課金型
契約が成立した時点で費用がかかるタイプ
求人サイトなど人材募集サイトに多く見られるタイプで契約金額の5%から20%ほどを手数料として支払う形になります。
メリット デメリット
  • 受注者側の企業のリスクが少ないので企業は利用しやすい。
  • 専門的な分野で需要がある。
  • 多くのユーザーを集客する必要がある。
  • マッチングまでの時間がかかるので営業努力をしなければなかなか利益が上がらない。

自分の得意分野であれば、サイトのコンテンツの工夫次第でマッチングサイトとして高い需要が見込めますよ。

それぞれの代表的なサイトをご紹介するので参考にしてください。

Green

Green

こちらはベンチャー企業をそろえた求人のマッチングサイトになり、人材を採用した段階で利用料金が発生する仕組みのマッチングサイト。

採用するまでは料金が発生しないためコストをかけたくない中小企業やベンチャー企業が利用しやすくスカウト機能なども充実しています。

大企業だけではなく、このように中小企業やベンチャー企業に向けての需要を見込んだサイトも人気がありますよ。

Web幹事

web幹事

自社に合ったホームページ制作会社を探すことのできるマッチングサイト。

掲載社数が5000社以上あり、担当者が適切な会社を紹介してくれるシステムなので利用がしやすい雰囲気がありますね。このようにフォローアップの行き届いたマッチングサイトはユーザーから人気も高いですね。

こちらはユーザーが依頼した場合に利用料金が発生します。

税理士ドットコム

税理士.com

税理士という肩書は知っていても実際の税理士をどのように選べばいいかはなかなかわからないものです。けれどビジネスを行う上ではお世話になる確率が高いですね。

税理士ドットコムはそんな人のために全国から税理士を探し出すことができるマッチングサイト。サイトのコーディネーターが探すのをサポートしてくれるので安心して利用することができ、多数の人が利用しています。

掲載料・広告収入型

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掲載型・広告収入型
掲載型は掲載することで料金を取るタイプ。
広告収入型は掲載料は無料でサイトにバナーなどに広告を表示させ収益化を図るタイプ

掲載型は毎月掲載料を取り収益を得るタイプ・広告収入型はサイトに広告を表示させることで収入を得るタイプです。

メリット デメリット
  • 広告タイプは導入が簡単である。
  • 掲載タイプは金銭に余裕のある企業等が利用するので質の高さを保てる。
  • マッチングサービス自体で収益化を心配する必要がない。
  • アクセス数が少ないと収益化が難しい。
  • インフラ整備のコストがかかる可能性がある。

掲載するだけで料金を取るタイプか、掲載料無料で広告収入を得るタイプのどちらがいいかをよく考えて始めることが大切です。しかしマッチングサービスにおいては広告収入は二次的なものと捉えておいた方が無難。

実例サイトを見てイメージを固めてみてくださいね。

ジモティー

ジモティー

ジモティーは無料の掲示板になります。中古品や求人などの情報を無料で掲載することができ、カテゴリが非常に豊富で使いやすので多くの利用者がいます。掲載料もかからず、マッチングが発生しても料金はかかりません。

たくさんの利用者がいるため広告での収益化を可能にしてるマッチングサイトと言えます。

比較ビズ

比較ビズ

比較ビズは出店側の掲載料金により運営がされている総合型の日本最大級のビジネスマッチングサイト。さまざまな業種が掲載されておりあらゆる角度で業者比較ができるため、希望する業種の専門家とマッチングが可能です。

リカイゼン

リカイゼン

見積りの依頼や、対応の可否などビジネスにおいてのパートナー探しを無料で行うことができるビジネスマッチングサイトです。希望の条件に合う会社探しをリカイゼンのスタッフがサポートしてくれるので大変便利なサイト。

りカイゼンはユーザーからは利用代金は取らずに広告掲載をしている企業から広告料を得て収益化しています。

サブスクリプション型

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サブスクリプション型
商品などに代金を支払うのではなく月額定額料を支払いサービスを利用するタイプ
サブスクリプションタイプは近年急速に増えつつあります。品物を買わずに月額定額利用料を支払うことで様々なサービスを受けられることが人気の要因です。
メリット デメリット
  • 毎月継続して安定した収益化をねらえる。
  • 利用者のハードルが低いので顧客を確保しやすい。
  • サービスを始めるときのコストがかかる。
  • 収益化されるまで時間がかかる。

現在人気のサブスクは今後ますます需要があると思われます。しかしマッチングサイトとしては常に新たなコンテンツ開発などの努力を継続していかなくてはなりません。

それではサブスク型の代表的なマッチングサイトをご紹介します。

秘書マッチングのアイスタッフ

アイスタッフアイスタッフは秘書業務などの仕事を代行してくれるオンラインのサービスになります。経理や営業アシスタントなども依頼が可能。

月額4万円の代金がかかりますが、登録されているアシスタントはすべて質の高いプロフェッショナルのため、それに見合う成果が期待できます。

Pairs

pairs

需要が高い婚活系のマッチングサイト。

従来の婚活アプリなどはメールやお知らせの度に料金が発生しましたが、Pairsはサブスクタイプなので月額3,480円を支払えば利用が可能なのでリーズナブルな面が人気を集めています。

まとめ

マッチングいかがでしたか。

マッチングサイトの収益化の方法を実例を示しながら具体的に解説しました。マッチングサービスと一口に言ってもさまざまなタイプがありましたね。日頃、自分がタイプの利用しているタイプのものもあったのではないでしょうか。このサイトもマッチングビジネスのひとつだったのかと驚かれたかもしれませんね。

マッチングビジネスは現在非常に注目されているビジネスです。大きな元手や人でも必要なく、自分が得意とする分野ではじめることも可能。

この記事を参考にそれぞれの収益方法のメリット・デメリットをよく比較しつつ、ぜひ自分に合った方法でマッチングビジネスをはじめて成功を掴んでみてください。

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