マッチングサイト構築費用は種類によって変わる|マッチングサイトの種類や機能・構築方法を詳しく解説

マッチングサイトの構築を考えている人にとって、構築費用がどのくらいかかるのかは最も気に掛かる点でしょう。

マッチングサイトはその種類も多く、当然構築費用も変わってきます。こちらではマッチングサイト構築費用について解説しています。

マッチングサイトの種類や機能についての解説や、構築方法も紹介しているので参考にしてみてください。

マッチングサイト構築費用は種類によってさまざま

費用の文字が書いてある積み木

マッチングサイトの構築費用はその種類によって違ってきます。マッチングサイトの種類ごとの構築費用についていくつか紹介しましょう。

マッチングサイトの種類は大きく分けて次の3種類です。

  • 基本的なマッチングサイト
  • カスタマイズされたマッチングサイト
  • テンプレートを使用したマッチングサイト

ユーザー登録・プロフィール・マッチング機能・チャット機能など基本的な機能を搭載した、基本的なマッチングサイトの構築費用は数十万円〜数百万円です。

カスタマイズされた機能を搭載したマッチングサイトであれば数百万円以上〜数千万円の構築費用が掛かる場合もあります。

また特定のターゲットに向けたサイトや独自のサイトを構築する場合には、特に大きな構築費用が掛かると考えてください。

テンプレートを使用した場合の構築費用は、基本的なマッチングサイトの構築費用と同様に数十万円から数百万円です。

ただテンプレートを使用するため、開発期間の短縮が期待できます。期間が短縮できればそれだけ費用を抑えることが可能です。

上記の構築費用に関してはあくまでも一例ですが、構築するマッチングサイトの規模・機能・技術などによって費用も変わることが分かります。

加えてWebデザイン料・コンテンツの制作料・SEO費用なども必要となるでしょう。

マッチングサイトの構築には、それら費用をすべて含めた金額で予算立てする必要があるのです。

マッチングサイトの種類

タブレットとたくさんのアイコン

マッチングサイトの構築費用についてお伝えしましたが、マッチングサイトにもまたさまざまな種類があります。

そしてマッチングサイトそのものも次の3つのタイプに分類されます。

  • B to B
  • B to C
  • C to C

B to Bの目的は受注したい企業と発注したい企業をマッチングさせることで、B to Cは商品などの購入希望がある個人顧客をターゲットにしたサイトです。

B to Cのマッチングサイトには、ショッピングサイトのみでなく転職サイトやアルバイト情報サイトなども含まれます。

C to Cマッチングサイトはユーザー同士の商品購入・購買を媒介するサイトで、出会い系マッチングサイトもC to Cマッチングサイトの1つです。

マッチングサイトのタイプはまた大きく分けて次の4つの種類があります。

  • メディア広告型
  • 一括問合せ型
  • プラットフォーム型
  • 仲介型

4つの種類それぞれにマッチングを目的としたサービスや機能を備えています。それぞれの種類について解説しましょう。

メディア広告型

メディア広告型のマッチングサイトはサイト内の広告によって収益をあげる方法で、比較サイトや商品紹介のサイトに多い形です。

仲介や運用費用が掛からない上に、比較的早めに開発できるのが特徴です。その反面、収益化までに時間がかかることはデメリットといえるでしょう。

一括問合せ型

一括問合せ型のマッチングサイトは問い合わせを受けて見積もりなどを探すサイトで、一括で複数社の見積もりを提出することが可能なのが特徴です。

比較的高額な商品が扱われるサイトで、立ち上げ時のコストはそれほどかからないのがメリットといえます。

プラットフォーム型

スマホとソースコード

利用者同士が直接取引を行う場を提供するマッチングサイトです。比較的単価の低いものが多いという特徴があります。

仲介の必要がないために利益率が高く安定した売り上げが期待できますが、競争率の激しいことがデメリットとして挙げられます。

また出会い系サイトや旅行系サイトなどでも、登録情報を基にマッチングする相手や旅行に関する情報を探すことが可能となります。

仲介型

仲介型のマッチングサイトは、文字通り運営者が利用者と利用者の間に入って仲介するサイトです。

婚活サイトなどが仲介型のマッチングサイトで、サービス開始まで比較的短期間で行えます。

運営者のサポートが重要になるため、運営側の負担は大きくなりますが、立ち上げのコストが少なくてすむことはメリットです。

マッチングサイト構築費用の相場

電卓とペンとノート

マッチングサイトにはさまざまなタイプがあり、タイプに合わせて構築費用も違ってきます。

同じタイプであっても、どれだけの機能を搭載するかによって費用は大きく変ってくるのです。

またマッチングサイト構築には機能のみでなく、デザイン・フロントエンドの実装・サーバー・インフラの構築なども必要となります。

データベースの設計やセキュリティ対策なども含めると、マッチングサイト構築費用は数百万円〜数千万円までかかる場合もあるのです。

基本的なマッチングサイト構築費用の相場はその機能などにより次のような金額となることが多いです。

  • 最小限の機能に抑える…100万円〜300万円
  • 基本的に必要な機能は揃える…300万円〜500万円
  • こだわりのカスタマイズされた機能…500万円〜数千万円

外注する場合には人件費なども視野に入れる必要があるので、費用はそれだけ高くなる可能性があります。

マッチングサイトの主な機能

空に浮かぶ歯車

マッチングサイトに必要な主な機能にはどのようなものがあるのでしょうか。

例えば婚活サイトなどのマッチングサイトの場合はユーザー登録・プロフィール登録・ユーザー間のやり取りに関する機能が必要です。

基本的な婚活サイトで必要な機能は、大きく分けるとベース機能・サービス別の機能の2つです。それぞれ解説しましょう。

ベース機能

ベース機能はユーザー登録・プロフィール登録からよりマッチした相手を探せるマッチング機能などをいいます。

このようなマッチング機能は婚活サイトのみでなく、ビジネスのマッチングサイトでも必要な機能です。

サービス別の機能

サービス別の機能としては、おすすめ機能・検索機能・メッセージ機能・チャット機能などがあります。

おすすめ機能ではユーザーの探している相手を示すことができます。検索機能も同様に特定の条件を満たす相手を探すことが可能です。

そしてメッセージ機能やチャット機能ではマッチングしたユーザー同士のやり取りが可能になります。

マッチングサイトの構築方法

男性の手の上に浮かぶクエスチョンマーク

マッチングサイトの構築方法には主に次の4つの方法があります。

  • WordPress
  • パッケージ
  • オープンソース
  • スクラッチ

それぞれの方法についてメリットやデメリットも併せて解説します。

WordPressでの構築

WordPressはWebサイトを構築するためのコンテンツ管理システムで、多くのサイトで利用されています。

マッチングサイトの構築もまた、WordPressを使うことで比較的簡単に行うことができるのです。構築は次の手順で行ってください。

  1. WordPressをダウンロードしインストールする
  2. サイトのデザインを選択する
  3. プラグインをインストールしてサイトの機能を広げる
  4. コンテンツを作成しサイトに投稿し公開する

サイト公開はこのような手順で簡単に行えますが、マッチング機能を利用するための会員専用フォームの作成が必要です。

WordPressでは簡単に構築ができる上に、個別にさまざまなアプリケーションの拡張が可能なのでカスタマイズしやすいのも特徴です。

その他WordPressを利用するメリットには次のことが挙げられます

  • 集客媒体として利用できる
  • 利用やカスタマイズに制限がない
  • 費用が安い

メリットの多いWordPressでの構築ですが、デメリットもあるので注意が必要です。デメリットは次に挙げることです。

  • アクセスが増えにくい場合がある
  • 構築に時間がかかる

手間と時間をかけて作ったマッチングサイトなので、アクセスしやすいサイトにする工夫も大切になります。

パッケージでの構築

Webサイトを構築するために必要なプログラムやリソースがまとめられたものをパッケージと呼びます。

そのパッケージを利用してマッチングサイトの構築を行うことも可能です。パッケージでのマッチングサイト構築の手順は次のようになります。

  1. マッチングサイト向けのパッケージを選択する
  2. ダウンロードしてサーバーにインストールする
  3. データベースを作成してパッケージをセットアップする
  4. コンテンツを作成してサイトに投稿・公開する

パッケージの利用ではマッチングサイトが簡単に構築できるだけでなく、Webサイト構築に必要なプログラムなどが揃っているので管理も容易です。

パッケージでのマッチングサイト構築のメリットは、初期コストを抑えられる・構築時間がかからないことなどが挙げられます。

ただ、オリジナルなサイトになりにくいことはデメリットといえるでしょう。

オープンソースでの構築

男性とソースコード

オープンソースはプログラムやリソースを公開して自由に利用できるようにする方法です。

先に紹介したWordPressもオープンソースのツールの1つですが、その他の一般的なオープンソースでのマッチングサイト構築の手順を紹介します。

  1. マッチングサイト向けのオープンソースを選ぶ
  2. ダウンロードしてサーバーにインストールする
  3. オープンソースをセットアップする
  4. コンテンツを作成して投稿・公開する

手順としてはパッケージでの構築手順とほぼ同様です。オープンソースを利用することで自由にカスタマイズでき、他にないサイト構築が可能です。

メリットはこのように自由なカスタマイズが可能なことと、制作期間が短いことが挙げられます。

その反面、複雑なマッチングサイト構築には向かないというデメリットもあります。

スクラッチでの構築

スクラッチでのマッチングサイト構築は、自分自身でプログラムやリソースをすべて用意してサイト構築を行うことです。

完全にカスタマイズされた自分だけのサイトを作ることが可能です。手順を紹介しましょう。

  1. プログラミング言語を選択する
  2. データベースを用意する
  3. サーバーを用意する
  4. プログラムを書込みサイトを構築し公開する

自由にカスタマイズすることのできるスクラッチでの構築は、他社との差別化という面で大きなメリットがあります。

ただコストの面ではかなり大きくなるので予算立てなど充分検討する必要があり、また知識の豊富な開発者を選ぶ必要があります。

マッチングサイト構築のポイント

人指し指を立てている女性

マッチングサイト構築のポイントとして、次のようなことが挙げられます。

  • ユーザーにとって価値あるものを提供する
  • 利用しやすいインターフェースを提供する
  • セキュリティなど個人情報保護に努める

提供する機能やサービスはユーザーにとって有益なものでなければいけません。また利用しやすく幅広いユーザーに対応することも大切なポイントです。

婚活マッチングサイトなどでは特にプライバシーへの考慮が必要となり、セキュリティについては細心の注意が必要です。

マッチングサイト構築を開発会社に依頼する際の注意点

チェックボックスにチェックを入れる男性

マッチングサイト構築を開発会社に依頼する場合には、次の点に注意して依頼することが大切です。

  • 開発会社の実績や信頼性
  • 開発費用について
  • 開発期間について
  • 契約内容の確認

開発会社を選ぶ時には、実績を確認して信頼のおける会社であることを確認して選びましょう。

開発費用や開発期間に関しても予算立てや開発スケジュールを立てるための重要なポイントとなるので、充分な確認が必要です。

すべてを確認した上で交わす契約内容にもしっかりと目を通し、納得した上でサインしてください。

マッチングサイト構築費用をもっと詳しく知りたいなら

見積書

マッチングサイト構築について解説しましたが、構築費用についてはサイトの規模・機能・技術力などにより大きく違ってきます。

マッチングサイト構築費用を詳しく知りたい場合には、直接開発会社に見積もりを出してもらうのが良いでしょう。

サイトの規模・使いたい機能・デザイン・インターフェースなど具体的に内容を伝えることで、より細かな見積もりを出してもらいやすいです。

信頼できる実績の豊富な開発会社を選び、しっかりと見積もり金額を確認してマッチングサイトの構築を行うことが大切です。

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