Webサイト制作の見積もり項目を徹底公開|見積もり確認のポイントや依頼するときの注意点も紹介します

webサイトを制作する場合、気になる部分は料金ではないでしょうか。

外注するときは、一般的にまず見積もり金額が提示されますが適切な金額なのか判断することが難しいのが実情です。

サイトの目的やターゲット・規模によって金額が変わってくるため、見積もりの中身をきちんと理解することが必要となります。

ここでは、見積もり確認のポイントや依頼するときの注意点も一緒に紹介していきますので、webサイト制作の際の参考にしてください。

Webサイト制作の見積もりはどのように決まる?

計算機を持つビジネスマン

Webサイト制作の見積もりは、制作会社によって異なり基本料金というものもありません。

従って、必要になる作業時間と人数による工数単価というものがベースとなり、見積もりが作成されます。

作業が多いWebサイト制作では、その分工数が必要となるため見積もり金額は上がります。

また、システムの導入などがない小規模のサイトであれば、工数での見積もりではなく1ページ単価での金額算出という形が一般的です。

全体設計やサイトの構成・デザイン・コーディングなどで見積もり金額が変わります。

Webサイト制作の際にあらかじめどのようなものにしたいかをイメージしておくことが必要です。

下記リンクからお見積もりの相談ができますので、ぜひお気軽にご利用ください。

Webサイト作成にかかる主な見積もり項目

見積書

Webサイト作成の見積もりにはさまざまな項目があります。中には、あまり聞き慣れない単語も出てくるのですが、特に重要な項目であるケースが考えられます。

ここでは、主な見積もり項目を4つ説明していきますので、疑問解消のために役立ててください。

ディレクション費用

ディレクション費用は、Webディレクターが進行管理を行うにあたり、それにかかる費用のことです。

見積もり項目の中でも疑問に思うことが多い単語でありながら、重要な項目でもあります。

Webサイトの制作は、各分野が完全分業制で作られることが多く、チームを組んでプロジェクトを進めていきます。

ディレクター・デザイナー・システムエンジニア・マークアップエンジニアをはじめ、制作内容に応じてカメラマンやライターがチームに加わることとなります。

その中で、Webサイト作成のリーダーであり監督であるディレクターの稼働する対価が、ディレクション費用(進行管理費)として見積もりに提示されるのです。

ディレクション費用算出の方法は2種類あります。

1つ目は、システム開発・デザイン・コーディング業務にかかる費用の10%~30%相当の金額をディレクション費用とする方法です。

この場合は、ディレクション費用が別途計上されるかたちとなりますが、多くの企業が取り入れているやり方となります。

2つ目は、ディレクターの1日単価×稼働日数で計算する方法です。例えば、1日単価4万円×7日稼働の場合、28万円がディレクション費用となります。

ワイヤーフレーム費用

ワイヤーフレームとは、サイト設計図のことです。必要なコンテンツをいれることと制作者との情報共有のために必要なものとなります。

費用は5万円~20万円となり、サイトのボリュームや質により金額が異なるのですが、多くの場合はこの金額の範囲内で収まります。

コーディング費用

コーディング

コーディングは、Webサイト制作にはかかせない部分となります。

コーディングは、プログラマーの専門分野となり、プログラムの設計からコードの記述・デバッグ・実装に至るまで全過程においてスキルが必要となります。

費用については、ページによって金額が異なりますので別々にみていきます。

・トップページ

サイトのトップページは主役といえる部分で、凝った作りを施すことが多いです。力を入れるページとなりますので、コーディングの料金は高くなる傾向があります。

5万円~15万円が一般的な金額ですが、ハイクオリティを求める場合はさらに金額が上がります。

・下層ページ

このページは、会社紹介やコンテンツ公開の場所となります。

重要性は高いですが、コーディングはトップページほど施すケースは多くないので、そこまで料金が高額になることはありません。

金額は、数千円~数万円以下で収まることがほとんどです。

下層ページを何ページ用意するかによって金額はその分上乗せされます。

・ランディングページ

ランディングページは、キャンペーンを行う場合や力を入れている商品の販売促進の目的で作られます。

金額は1万円~3万円で制作する企業があれば、30万円ほどの料金がかかる企業もあるので、ボリュームや品質によって金額が大きく変わります。

JS費用

JSとは、JavaScriptの略語で、プログラミング言語の1つです。

動きをつける・ブランディング活用・入力フォームなど多くの役割を果たすことができます。

Webサイトでは、ボタンにカーソルを合わせると色を変更させて違うページに飛ぶのが分かるなど、閲覧を手助けする役目です。

料金は5万円~となっており、導入するページ数に応じて上乗せされていきます。

素材作成費や購入費がかかることも

自宅で仕事をしている男性

Webサイト制作において、デザインやロゴなど欠かせない要素は多くあります。

デザインについて小規模のサイトであれば、自社のテンプレートのみで作成することが多いです。

中・大規模サイトになると、企業によって自社テンプレートのみでは対応しきない可能性が出てくるため、素材を新たに作る・外部から購入するケースがあります。

この場合は、素材作成費や購入費として料金が別途かかりますので、あらかじめ知っておきましょう。

Webサイト制作の一般的な見積もり相場

パソコンを操作するシーン

Webサイト制作を考える場合、真っ先に頭に浮かぶことは制作料金であることが多いです。

金額は、サイトのボリュームや依頼先の会社規模・SEO対策・デザインなどにより異なってくることがあります。

一般的な見積もり相場をサイトの規模別・目的別にみていきますので、見積もり依頼の際の参考にしてください。

Webサイト規模別

サイトの規模別の金額相場を説明していきます。

  • 小規模サイト:30万円~40万円
  • 中規模サイト:80万円~100万円
  • 大規模サイト:150万円~200万円

上記がサイト規模別の制作時の相場です。

ページ数やデザインのクオリティによって金額が変わりますし、依頼する企業の規模によっても金額が上下します。

Webサイトは長期的に運営していくので、見積もり依頼の段階でどの規模が適切か大まかなイメージをしておくことがおすすめです。

Webサイトの目的別

サイトの目的別の金額相場を説明していきます。

  • ランディングページ:5万円~30万円
  • コーポレートサイト:80万円以下
  • ECサイト:150万円~300万円
  • 採用サイト:50万円~500万円

以上がサイトの目的別相場です。

ランディングページは単体ページの制作ですので、金額は比較的低く抑えることができます。

ECサイトのケースではデザインやコンテンツの数によって大きく金額が変動し、コーポレートサイトや採用サイトの場合は、ページ数が多くなる傾向がありそれに応じて金額が変わります。

基本的に、機能やデザインによって金額が変わることを知っておくことが大切です。

Webサイト制作の見積もりのポイント

人差し指を立てるポーズをする男性

Webサイト制作の見積もりは、記載されている項目の意味がわからなければ金額が妥当なのか・抜けている項目はないのかを判断することがなかなか難しいです。

見積もりを適切にとるために知っておいた方が良いポイントを説明していきます。

相見積もりで金額の妥当性をチェック

適切な見積もりかどうかは、複数の企業に見積もりを依頼してチェックすることで確認できます。

見積もり金額が妥当かどうかの判断は難しいですが、比較対象があることで判断しやすくなります。

見積もり依頼は2社以上の企業に依頼し、サイトの目的や要望などはきちんと伝えなければなりません。

少ない情報では企業側も見積もりを出しにくいことと、出てきた見積もりがアバウトなものになる可能性があるので、情報はきっちりと伝えることを意識してください。

制作会社の実績を確認する

チームを組む男女とグラフ

Webサイト制作を行っている会社は数多くあり、それぞれ得意分野が違います。

自分のイメージしているサイトを制作してもらうためには、企業のこれまでの制作実績を確認することがおすすめです。

金額や自分が譲れない条件なども加味した上で、見積もり依頼すると良いかもしれません。

実績を多く積み上げている企業ほど具体的な話を聞けるので、実績を確認するのは大切なことだといえます。

見積もりを依頼するときの注意点

パソコンを見て顔をしかめる男性

Webサイト制作の見積もりを依頼する際、ターゲットや目的・予算の上限などをあらかじめ決めておく必要があります。

これらを決めておく理由は、本発注後にトラブルが発生することを防ぐためです。

考えていた目的やターゲットとずれたサイトができてしまうなど後々大きな問題につながりそうなトラブルは、未然に防がなければなりません。

ここでは、見積もりを依頼するときの注意点をみていきます。

あらかじめ予算を設定しておく

Webサイトは、金額によってできる規模が異なります。

例えば、予算が10万円・50万円・100万円ではできあがるサイトのボリュームが変わるのです。

ターゲットやボリュームなどいろいろ決めておくことはあります。

これらを決めていても、予算の上限を決めておかなければ、本発注後に必要のないものが追加されている・許可していない作業が進められて料金が追加されているというトラブルが発生します。

これらのトラブルを生じさせないためには、予算の上限を必ず設定してください。

Webサイト制作の目的を明確にする

Webサイト制作を業務として扱っている企業は、フリーランスを含めて数多くあります。

注意する点は、企業によって得意分野が異なるということです。

Webサイトの主な目的が、販売であれば販売に強い企業に制作見積もりの依頼をすることが望ましいです。

販売目的のサイトを制作するのに、他の分野に強い企業に依頼をすると、イメージのずれ・サイトの作り直しなどデメリットが出てしまいます。

このような問題を未然に防ぐためには、サイトの目的をはっきりさせておくことが重要です。

Webサイト制作の見積もり依頼をするなら

考える男性

ここまでWebサイト制作の見積もりについて説明してきました。サイトのボリュームや目的・ターゲットによって内容も変わり、金額も変わってきます。

参考までに金額を知りたいという場合は、「見積もりさん」で大まかな金額を調べることが可能です。

大まかな金額がわかれば、ボリュームの増減などの判断をすることができるので、気軽に見積もりを出してみることをおすすめします。

弊社にご相談いただくことで、Webサイト制作に必要な大まかな料金がわかります。ぜひご利用ください。

Webサイト制作は予算の検討が大切

お金と男性の手元

Webサイト制作は、サイトの規模やボリュームによって金額が変わることを説明してきました。

サイトの中身が大切なのはもちろんですが、予算を設定することも重要です。1社だけではなく複数社で見積もりをとることにより、大まかな金額のイメージをすることができます。

まずは、「見積もりさん」でいくつかの簡単な質問に答えて金額を出してみることからはじめてみましょう。

Webサイト制作を検討している場合は、1度弊社にご相談ください。予算の範囲内で中身の濃いサイトを制作するために、精一杯ご提案させていただきます。

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